前橋一人旅、椎茸はやっぱりまだ苦手。

ライブ2日前にチケットを取ってきゃりーぱみゅぱみゅのライブを観に群馬は前橋に来ている。

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高校生の頃からファンでライブも3回行ったが、正直ここ数年は熱が冷めていた。それでもライブに来た理由は駅弁に対する思いが大きい。

 

年明けから駅弁について考えていた私に、友達がきゃりーと峠の釜めしコラボを教えてくれたのだ。かつて好きだったきゃりー×今盛り上がっている駅弁熱、これが掛け合わさったなら重い腰を上げないわけにもいかぬというもの。

 

コロナ第6波の勢いは収まらないが一席空きで発声禁止ということで、ひとりで行って黙食を貫けば問題ないだろうとチケットを取った。

 

何の予定もなかったので朝いちのバスに乗り未到の地前橋へバスの旅。前回高崎の友達に会いに行った時は電車を乗り継いで行ったが、電車よりも安くて楽な高速バスを友達が教えてくれたのだ。早起きこそ不安だったがイベント事へのモチベーションは目覚めの良さをもたらし、寒くて二度寝を繰り返す平日が嘘の様。

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車窓からの景色を少し。
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前半はうつらうつらしていたのでこれはもう高崎あたりだと思う。

 

駅前のカフェで簡単にお昼を済ませ釜めしの整理券を取りに会場へ向かった。発券開始の30分前に着いて整理券番号は183。あとで聞いた話だが全部で200個用意されていたらしい。ギリギリセーフだった。

この時点でライブまであと2時間半。

弾丸旅にも関わらず今年の私のテーマは「旅情」ということでビジネスホテルを予約すると言う秘策に出ていた。これが功を奏して仮眠を取りにいざ宿へ。荷物を減らして1時間くらい眠りライブ会場へ再び舞い戻った。

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道中出会った猫

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歩道橋

 

座席は2階席の後方だったがステージ全体が見渡せる良い席だった。武道館で観た時は本当にえんぴつくらいの大きさに見えたがそれよりはだいぶ近くてとても楽しかった。

ライブが始まり、コロナ禍の不安の中来てくれてありがとうときゃりーが話していた時、思わず泣きそうになった。話に対する感動と同時に、いやそれ以上にこれだけ多くの人が一つの目的のために集まって、ペンライトを降って踊っている姿に感動してしまった。

振り付けバッチリに踊るお姉さん、得意の曲だけキレキレで立ち上がって踊るおじさん、座ってリズムに乗っている親子。みんな自分の楽しみ方で楽しみながらライブという時間を共有している。この感覚があまりに久しぶりで…本当に楽しかった。

 

そして今日はきゃりーの誕生日ということでみんなでサプライズを。誰かのために何かすることはいつも最高だけど1000人くらいでこれをやるとそのエネルギーたるや。きゃりーは泣きながら「ライブやっていいのかな?みんな来てくれるのかな?不安で眠れなかった」と。「そんな中来てくれたみんなありがとう。でも来るのをやめた人も来てくれた人もみんな正解」と言っていてこのあたりでボロボロ泣いてしまった。不透明な状況の中、みんな苦しんで悩んで生きているということを改めて感じたし、その中でこんなに素晴らしいライブを開催してみんなを元気にしてくれたことに心から感謝したい。ライブの演出もMCも最高すぎたのでツアー中にまた行きたいな。

 

そして夕飯はお待ちかねのきゃりー×峠の釜めし

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実は購入を迷った点があって、きのこご飯に椎茸入りという山の幸お弁当…

それでもここでしか食べられないとなるの勇気を出すしかない。ここ最近牡蠣も美味しいかもと思えたからもしかしたら食べられるかも?という淡い期待もありいざ実食。

鶏肉、美味しい!きのこご飯もいけるかも!と調子良くお箸を進めていたが…やはり椎茸はまだ早かった。

とはいえ全体としては美味しくてボリュームもあるお弁当で大満足!卵がとろっとした煮卵で驚いた。鶏肉おいしかった(2回目)この釜はお米も炊けるのだとか…重いけど持って帰ろう。

 

楽しい美味しい休日だった。

そしてこのブログを前橋のビジネスの一室から書いている。この時間も含めて旅だなあと思う。

一人旅をするとその時間は自分と向き合う時間になる気がする。一人で暮らしていても日常の中では中々そうした時間や感覚をもつことは少ない。知らない場所や非日常に身体丸ごと放り込むことが自分の外と内を再認識するきっかけになるのだと思う。

これからもたまにはフラッと出掛けてたくさんのものに触れてまた日常へと帰ってきたい。

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素敵な看板
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