一人旅ルポタージュ岐阜編

3日目の朝。

昨夜寝落ちして目覚ましもかけていなかったが7時に目が覚めた。身支度を整え、モーニングを食べに出掛けた。岐阜は名古屋と近いこともあり、いわゆる名古屋モーニングが食べられる。フルーツパーラーおおくまというところに向かった。

早朝のコーヒーもたばこも美味しかった。

お目当のモーニングに付いているフルーツはとても新鮮で美味しかった。何も考えずモーニングを頼んだのだが、よく考えればここはフルーツパーラーで、一回には果物屋があるようなお店だった。名物のフルーツサンドが食べてみたくなった。

しかしチェックアウトの時間のこともあり、宿に戻ることにした。

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オーナーの方にお願いしてチェックアウトの時間をずらしてもらった。これで岐阜城を満喫できる。

荷物を極力減らし、財布とカメラとスマホだけを持ってでかけた。やはり旅は身軽が一番だ。今回の旅の最大の教訓かもしれない。

 

バスがわからなかったらため運転手に岐阜城に行きますか?と聞いた。その運転手は向こうのバス停からの方がいいよと教えてくれたので向かってみた。しかし一向にバスは来ず、グーグルマップで検索をかけてもさっきのバスが一番近くまで行ったように思う。なんだったのか。

この街は道路が広く、碁盤の目のように整備されており京都に似ていた。地下鉄や電車は無く市民の足はバスと自家用車だった。京都ほどではないだろうが路線バスは難しかった。

 

なんとか岐阜城の麓にたどり着いた。ロープウェイで山頂まで行けると書いてあったが往復1100円で躊躇してしまった。そして登山道を通って山頂まで向かうことにした。

しかしこの後ロープウェイ代をケチったことを後悔することになる。グーグルマップでは20分と書いてあったため余裕かと思ったが、本物の登山道であり、登山の装備をした方たちとすれ違った。石の上を登り、舗装されていない地面を踏みしめ、汗だくになった。休憩も挟みつつどうにか山頂にたどり着いた。山の空気は美味しかった。久しぶりに何かを達成した解放感、心地よさを味わったように思う。

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山頂についてからも、その先にある天守閣を目指して登った。もう脚は悲鳴をあげていた。それでも後少し!と登った先には素晴らしい景色が待っていた。道三や信長がこの山の上から、美濃や尾張を見渡したときどんな気持ちだったか想像した。これこそが天下だと思ったに違いない。壮大な景色だった。

天守閣のあとは岐阜城記念館に行った。ここは大したものはなかった。

帰りは流石に歩けなかったからロープウェイで下山した。

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下山した後、大河ドラマ館に向かった。ここもとても楽しいところで、大河ドラマの裏話がたくさん聞けて行ってよかった。毎年大河を見てはいるものの、ちゃんと舞台の地を訪れたのは新選組!以来な気がする。その場所を知るということはとても重要だと思い知った岐阜旅だった。

 

その後バスに乗り間違えたりしながら宿へと戻った。親切なことにチェックアウトを午後にしてくれたためゆっくり過ごすことができた。しかし14時を回っており、ランチを食べ損ねてしまった。そこで朝行ったフルーツパーラーで食べたかったフルーツサンドを食べることにした。やはり美味しかった。飲み物はメロンジュースにした。

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そして疲れも溜まってきたし実家へと向かった。

途中お腹が空いてきたから駅そばでも食べようかと豊橋で降りた。しかし駅そばも駅弁もしまっており、駅を出ることにした。駅前には一軒だけお店があり、そこに入ることにした。

カレーとコーヒーを頼んだ。

カレーはたぶんレトルトだったけど、コーヒーはとても美味しかった。お店の方も優しくて居心地が良かった。

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そのまま寄り道をせず実家の最寄りへと到着し、青春18切符の旅が終わった。